梅色夜話

◎わが国の古典や文化、歴史にひそむBLを腐女子目線で語ります◎(*同人・やおい・同性愛的表現有り!!)

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 9月9日、重陽です。菊の節句です。(といっても、菊なんざぁ何処にも咲いちゃいねぇ;旧重陽は今年は10月11日です。)
 とにかく、重陽という日は、かの有名な上田秋成作・雨月物語収録の「菊花の約(ちぎり)」で、義兄弟となったふたりが再会を約束した日、悲しくも奇跡の再会を果たした日であります。
 よってこの日を勝手に「衆道の日」と制定し、ひそかに盛り上がりたいと思います!
 今日は菊の日。「菊花の約」は周知の物語なので、今回は「菊」についての雑学小話(?)。


◎菊の花言葉
 まあ、まずは菊の基本知識から。菊は中国大陸原産で、奈良時代以後に日本に渡来。品種が非常に多く、各国で栽培されています。
 そんな菊の花言葉は、「清浄」「高尚」「高潔」「愛」「真実」など。色によっても違うようです。なかなかいい言葉が並んでいますね。

 さて、今回「菊」を熱心に取り上げるのは、ご存知の方も多いと思われますが、「菊」という言葉がソレを暗示し、またソノ人を指し、ソコさえも表す言葉だからですねv

◎「菊座とは慈童の時にいいはじめ」
 という川柳があります。この慈童(じどう)というのは、以前「ねなしぐさ」のときにも少しだけ出てきましたが、中国古代・周の穆王(ぼくおう)の愛童で、伝説的少年です。彼のエピソードが「枕慈童」という謡曲になっています。
 それによると、慈童くんは、ある時誤って、主君の御枕をまたいでしまい、その罪で深い山奥へ流されてしまいました。しかし主君のお情けで、その御枕に妙文(お経)を書いて賜り、それを菊の葉に写経して川の流れに浮かべると、その葉は水となった。その水を飲んだ慈童くんは、不老不死の身となり、さらに神のような力を得た、ということです。
 なんら菊座とは関係ない話ですね;これは単なる菊に関係するだけの洒落のようです。ちなみにこの謡曲の中で慈童くんは、「いと美しき童子」と評されており、美少年であることは確かです。
 これを翻案した長唄(歌舞伎舞踊)に「乱菊枕慈童」というのがあります。なにやら春本のタイトルのよーだなぁ;

◎若気
 腐った人にはなじみ深い言葉ですが、やはり「菊座ってなに?」という方もおられるでしょう。そういう方は↑の言葉を辞書で引いてみてください。
 おっと、「わかげ」ではありませんよ。「にゃけ」で引いてください。(広辞苑、大辞林で掲載確認済。)
 
 どうですか?…ねvその外にも、そういう意味があるんですね~。
 知りたくなかったー!!という方、申し訳ございません;同じ「若気」でも、「わかげ」と「にゃけ」では、全く異なるイメージの言葉になるわけですね。いやー、言葉って不思議だ!
 しかしこれでもう、「にやける」なんて言葉を人前で使いづらくなりましたね;腐女子にとって「×××る」のは日常茶飯事なのに…;人から「なに、×××た顔してるの?」なんて言われたら、立ち直れないかもしれません。

 では、最後にお口直しを。件の慈童くんの絵姿です。
 実はこれ、春本の扉絵なんですよ。
(あ、この絵は健全ですからね。)
 ちなみに、雨月物語には「青頭巾」という話があって、そこには可愛がっていた稚児が病で死に、それを悲しんだ和尚が、遺体を食べてしまうという○姦&カニ○リズムな一節があります。そういうと、かなりエログロなイメージですが、文体が美麗なので、そこだけでも読む価値アリです!
 それでは、これからも「衆道」に思いを馳せて…。
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  • 2006/07/03(月) 13:04:23 |
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上田秋成

上田秋成上田 秋成(うえだ あきなり、享保19年6月25日 (旧暦)|6月25日(1734年7月25日) - 文化 (元号)|文化6年6月27日 (旧暦)|6月27日(1809年8月8日))は、江戸時代後期の読本作者。経歴大阪出身。本名は東作。秋成は主に国学分野の著作で使われた字

  • 2007/10/11(木) 06:38:42 |
  • あやかの記録
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