-ちょっとお知らせ-
しばらく更新休止します。理由は「テスト」。そうです、もうすぐ期末考査なんです;ワタクシの明るい未来のためにどうかお暇をお与え下さい。8月には完全復活します。
あ~ぁ、シュレディンガーが、エントロピーが、ジアステレオマーが、ひいぃいい~; さて、もうすぐ「海の日」ですね。とういわけで、今回は海に関する「小歌」を少々。
小歌とは、室町時代に歌われた、庶民的な短い歌謡のこと。上流にも流行して、「閑吟集」や「隆達小歌集」などが編纂されました。その「閑吟集」から2曲どうぞ。
「沖の門中(となか:海峡の中)で舟漕げば
阿波の若衆に招かれて
味気なや(どうしようもない)
櫓が櫓が櫓が、櫓が押されぬ」
「阿波の若衆」って何でしょう?答えは↓。
【“舟若衆”の続きを読む】
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前回、最終回を迎えた「犬枕」でしたが、今回の「尤之草子」はそれに習って、1632(寛永9)年につくられたものです。
これも「物は尽くし」で、若衆のこともちらほら書かれています。
◎狭きものの品々
すばり(=色を売る少年)の尻。(あ~ん、なんで一番初めがこれなのかしら;)。
◎きれいなるものの品々
若衆の歯の白き(身だしなみに気をつけるのが若衆のたしなみ)。
◎むさきものの品々
若衆の歯がすみ(う~ん、もっとも)。
◎うるはしきものの品々
若衆の右筆(=書記役)。
稚児のそばの出家。
心うちつけて愛敬づける(魅力が出てきた)若衆・女(若衆や女)。
(「うるわしい」には多くの意味があります。端正/立派/きれい/美しい/愛しい…どれがどれに当てはまっているのでしょうか。人それぞれありそうだし、難しいなあ;)
【“尤(もっとも)之草子”の続きを読む】
「犬枕」シリーズ最終回です。今回も反転でやや裏内容です。
◎知りたきもの
若衆の方へ来る、文の所。
◎浅ましきもの
若衆に、捨てられたる身。
◎うらやましきもの
浅からず若衆に思ハるる人。
◎心もとなき(待ち遠しい、不安)もの
若衆の、文に返事せぬ。
惚れた若衆を、人中に置きたる(確かに心配だ)。
◎大きてよきもの
魔羅 ただし、若道には好ましからず(またこういうコトを言う…)。
【“犬枕(いぬまくら) 其の三”の続きを読む】